詐欺スキームの構図

「マルチポンジ」「投資まがい商法」と言われる完全犯罪を目論むスキームは、案件が違えど、基本パターンは同じです。

事件化については、一人の力ではどうにもならないことも、皆で力を合わせることで可能となることが大いにあります。

警察が動くのは「治安が乱された」と判明したときです。

治安の乱れをいかに証明できるか?

詐欺と思われる案件の証拠資料を持っていませんか?

証拠画像や証拠映像を持っていませんか?

勧誘されたときのメールやLINEのスクショを持ってませんか?

セミナーの音声(録音データ)を持っていませんか?

まずはそれらを整理します。

そして、被害規模・時系列・不法行為の立証・相関図を資料としてまとめ、どの刑法に抵触しているかを、警察の立場で考え、検察の立場で考え、どのように公判維持できるか?それを考えれば、やるべきことが見えてきます。

あとは、淡々と作業を進め、行動を継続すれば、必ず事件化されます。

現在進行形でやってくる数多ある「投資まがい商法」「投資詐欺」の案件について、見極めが難しいと感じたら、まずは、上記に示した証拠となる物証をすべて押さえておきましょう。迎え撃つ気持ちで案件と向き合うと目が養われていきますし、そもそも、すべて詐欺だ!と決めつけておくくらいでちょうど良いです。

迎撃体制が作れれば、おいそれと詐欺はできなくなります。すべての動きを記録し、証拠を残し、首謀者まで逆算で辿り着けば、その案件はそれ以上広げることはできません。未然に防ぐことも大事なのです。

魅力的な案件が近づいてきたときは、ご自身も舞い上がってしまい、信頼している人が言うから、と錯覚を起こして正常な判断ができなくなります。どれだけ魅力的でもそれは心理誘導です。誘引されずに目を覚ましましょう。

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